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ホンダ S800のレストア基地
2012年06月19日
ホンダ S800のレストア基地好きなら誰でも知っている、 いまや伝説のスポーツカー。 それがホンダS800。
「世界に類の無いものをつくろう」───これは、い つも、ホンダのスローガンだった。 ホンダが自動車 メーカーとして最初につくった乗用車は、まさにそん なクルマだった。 それは、日本ばかりか、世界にも例 の無いメカニズムを持つ小型スポーツカーだった。 そしてホンダS800は、このホンダスポーツ・シリーズの 究極というべきモデルである。
※本田技研工業HPより
ホンダファンならずとも、往年の旧車好きなら誰もが知る名車「S800」。
エスハチの名で親しまれ、現存する実働車オーナーは1000人を越えると言われているクルマである。今や車両自体の生態保存すら難しく成りつつあるこの名車を大切に大切に愛でておられる方々がこの兵庫県にいる。
「S800 GARAGE 」と名付けられたその秘密基地は某所の倉庫を間借りし、今日もひっそりとレストア作業に取りかかっている。運営者の1人であるF氏はすでに10台以上のエスハチを甦らせ、世に送り出し、自らもハンドルを握るという根っからのエスハチフリークだ。エスハチに魅せられて数十年、最初は容易に手に入っていたパーツ類も次々に絶版、廃盤になると言う事態に見舞われ、今や自作パーツも少なくない。エスハチを知り尽くす人物だからこそ、「純正部品」という言わばメーカーお墨付きの部品がいかに貴重なものか。自作には抵抗があった。しかし、当時の姿を大切にしようという強い思い入れから、無いものは制作しているのだ。
そんなF氏のよき理解者であり、相棒とも言うべきもう1人の運営者T氏。エスハチを生み出したホンダの整備畑出身の頼れるメカニックである。現役時にはエスハチも現役だった。スーパーカーブーム真っ只中、各自動車メーカーが挙って自社のエンジン機構やメカニズムを争った時代だ。そんな自動車技術の発展目覚ましい時期にホンダの整備士として活躍されたT 氏の技術は確かだ。無口だが、背中が語るというタイプ。こんな二人のギアが噛み合い、お互いが持つ経験を活かし、その作業を交互に担いながらエスハチを最高の状態へと戻していく。
レストア作業には終わりはない。
オーナーとその作業に携わった人間が納得できる仕上がりになった時が作業完了になる。即ち「動くようになる」のは通過点に過ぎないということだ。あくまでも動くことは大前提である。当然動くようにする作業にもとてつもない労力が注ぎ込まれるのだが、動いて良かったとホッとするのも束の間、「より当時に近い」状態に戻すための作業が並行して行われるのである。レストアとは動くようにすることはもちろん、ボディレストアと呼ばれる重要な作業も必要とする。
見た目を綺麗にするだけなら現代の鈑金技術にかかれば何の問題もない。しかしこの年代の乗り物には現代の鈑金技術にも、勘に近いような極めて職人的な感覚を要求される。これまでの歴代のエスハチオーナーが手を加えた部分や、DIY で塗装したり修繕した部分も多いため、それらを「当時のまま」再現するための巻き戻し修理が必要なのである。彼らはここまでこだわってレストア作業に携わるプロのチーム、タッグだ。
ほぼ40年ぶりにシャーシとボディが分離され、エンジンも下ろされたS800の勇姿。当時の最高技術が惜しげもなくつぎ込まれた1台だ。現在のクルマはこのような構造では作られないため、「自動車製作技術の進化」を垣間見る事ができる。当然長年の活躍による劣化や錆はあるものの、現在のようなコストパフォーマンスを煩く言われる時代ではなかったため当時で考えうる、また当時手に入る最高の素材と技術で製作されたに違いないそのシャーシは武骨で存在感も抜群。置いているだけでも見る人を納得させるだけの迫力がある。
ブランクを感じさせないほど、パーツの状態が良好。エンジンマウントのラバーも形は潰れているもののまだその役割を果たそうとしていた。ボディからシャーシを分離、エンジンを下ろしまさにドンガラだけになった状態のエスハチ。
これからエンジンもレストアされて行く訳だが、年数を感じさせないほど綺麗な「メカ」である。
ボディだけ見つめるとどこか頼りない感じがするが、これから錆びを細かくチェックし塗装を復元して行くという気の遠くなるような作業に取りかかる。
GARAGEには名車が何処からともなく集まってくる。エスロクだ。雑誌の表紙を飾っても不思議ではないほど磨き上げられたボディ。退色も見られずまさにレーシングレッド、走る気マンマンのマシンだ。
エンジンルームも美しい。まさに機能美というべきエンジン。見た目だけでなく調子よく走って貰うためにしっかりとレストアとメンテナンスを定期的に行うそうだ。この日も丁度検査で入庫しているとのこと。
エンブレムもこの通り。しっかりと自己主張。
こんな旧車の名車が集まるガレージ。この度、「カスタムインフェクション」でブログをスタートされることに決定しました。まさに男の憧れであるガレージライフを実現し、旧車をレストアする仕事までスタートされるという両氏の日常と現在進行中のレストアがリアルタイムに分かるブログが出来上がる予定です!
皆さんお楽しみに。
「世界に類の無いものをつくろう」───これは、い つも、ホンダのスローガンだった。 ホンダが自動車 メーカーとして最初につくった乗用車は、まさにそん なクルマだった。 それは、日本ばかりか、世界にも例 の無いメカニズムを持つ小型スポーツカーだった。 そしてホンダS800は、このホンダスポーツ・シリーズの 究極というべきモデルである。
※本田技研工業HPより
ホンダファンならずとも、往年の旧車好きなら誰もが知る名車「S800」。
エスハチの名で親しまれ、現存する実働車オーナーは1000人を越えると言われているクルマである。今や車両自体の生態保存すら難しく成りつつあるこの名車を大切に大切に愛でておられる方々がこの兵庫県にいる。
「S800 GARAGE 」と名付けられたその秘密基地は某所の倉庫を間借りし、今日もひっそりとレストア作業に取りかかっている。運営者の1人であるF氏はすでに10台以上のエスハチを甦らせ、世に送り出し、自らもハンドルを握るという根っからのエスハチフリークだ。エスハチに魅せられて数十年、最初は容易に手に入っていたパーツ類も次々に絶版、廃盤になると言う事態に見舞われ、今や自作パーツも少なくない。エスハチを知り尽くす人物だからこそ、「純正部品」という言わばメーカーお墨付きの部品がいかに貴重なものか。自作には抵抗があった。しかし、当時の姿を大切にしようという強い思い入れから、無いものは制作しているのだ。
そんなF氏のよき理解者であり、相棒とも言うべきもう1人の運営者T氏。エスハチを生み出したホンダの整備畑出身の頼れるメカニックである。現役時にはエスハチも現役だった。スーパーカーブーム真っ只中、各自動車メーカーが挙って自社のエンジン機構やメカニズムを争った時代だ。そんな自動車技術の発展目覚ましい時期にホンダの整備士として活躍されたT 氏の技術は確かだ。無口だが、背中が語るというタイプ。こんな二人のギアが噛み合い、お互いが持つ経験を活かし、その作業を交互に担いながらエスハチを最高の状態へと戻していく。
レストア作業には終わりはない。
オーナーとその作業に携わった人間が納得できる仕上がりになった時が作業完了になる。即ち「動くようになる」のは通過点に過ぎないということだ。あくまでも動くことは大前提である。当然動くようにする作業にもとてつもない労力が注ぎ込まれるのだが、動いて良かったとホッとするのも束の間、「より当時に近い」状態に戻すための作業が並行して行われるのである。レストアとは動くようにすることはもちろん、ボディレストアと呼ばれる重要な作業も必要とする。
見た目を綺麗にするだけなら現代の鈑金技術にかかれば何の問題もない。しかしこの年代の乗り物には現代の鈑金技術にも、勘に近いような極めて職人的な感覚を要求される。これまでの歴代のエスハチオーナーが手を加えた部分や、DIY で塗装したり修繕した部分も多いため、それらを「当時のまま」再現するための巻き戻し修理が必要なのである。彼らはここまでこだわってレストア作業に携わるプロのチーム、タッグだ。
ほぼ40年ぶりにシャーシとボディが分離され、エンジンも下ろされたS800の勇姿。当時の最高技術が惜しげもなくつぎ込まれた1台だ。現在のクルマはこのような構造では作られないため、「自動車製作技術の進化」を垣間見る事ができる。当然長年の活躍による劣化や錆はあるものの、現在のようなコストパフォーマンスを煩く言われる時代ではなかったため当時で考えうる、また当時手に入る最高の素材と技術で製作されたに違いないそのシャーシは武骨で存在感も抜群。置いているだけでも見る人を納得させるだけの迫力がある。
ブランクを感じさせないほど、パーツの状態が良好。エンジンマウントのラバーも形は潰れているもののまだその役割を果たそうとしていた。ボディからシャーシを分離、エンジンを下ろしまさにドンガラだけになった状態のエスハチ。
これからエンジンもレストアされて行く訳だが、年数を感じさせないほど綺麗な「メカ」である。
ボディだけ見つめるとどこか頼りない感じがするが、これから錆びを細かくチェックし塗装を復元して行くという気の遠くなるような作業に取りかかる。
GARAGEには名車が何処からともなく集まってくる。エスロクだ。雑誌の表紙を飾っても不思議ではないほど磨き上げられたボディ。退色も見られずまさにレーシングレッド、走る気マンマンのマシンだ。
エンジンルームも美しい。まさに機能美というべきエンジン。見た目だけでなく調子よく走って貰うためにしっかりとレストアとメンテナンスを定期的に行うそうだ。この日も丁度検査で入庫しているとのこと。
エンブレムもこの通り。しっかりと自己主張。
こんな旧車の名車が集まるガレージ。この度、「カスタムインフェクション」でブログをスタートされることに決定しました。まさに男の憧れであるガレージライフを実現し、旧車をレストアする仕事までスタートされるという両氏の日常と現在進行中のレストアがリアルタイムに分かるブログが出来上がる予定です!
皆さんお楽しみに。
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